昔、白い街の夢をみたことがありました。
　　路地も家も真っ白で、少しゆるい上りの坂道の
　　向こうは青い空だけで、その下は見てもいないのに
　　何故か同じ青さの海があるのを知っていました
　　あたりには白いはこのような家が並んでいて
　　家の中はタイルか石の床で何もない。
　　それなのに何か温かみを感じるような、
　　そんな夢だったと思います。

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　　かなり月日が経ってそんな夢のことも忘れたころ、ギリシャの
　　ミコノス島やサントリーニ島の綺麗な写真を見て、
　　どうしても行ってみたい衝動に駆られ、飛行機に乗りました。
　　この不思議な島をゆっくり散策したくて島の中心地へ
　　急ぎました。
　　何もかも真っ白な街に着
　　いた時、ふと一瞬、何かの
　　感覚がよぎりましたが、
　　きっと目の前に広がる絶景
　　のせいだと思いました。

　　そのドアは何もない空間に
　　立っていました。
　　（まるでドコデモドア）
　　ドアの向こうに透明な建物
　　でもあるのでしょうか？
　　どう見ても私には見えませんが…???
　　あるのは遙か下の海と同じくらい青い空だけ。
　　人間たるもの、開けてみたくなりますよね。
　　つい惹かれてドアを開けちゃいました。
　　でも、やっぱり目の前には空があるだけ…と思ったら、
　　ありましたよ!!下に急な階段。そして小さなホテル。
　　そのまた下にも階段があって小さな建物が…
　　どこまで下があるのかナ？世の中にこんな街があるなんて…
　　驚きです。